中学受験しない場合、教育費はどうなる?東京23区のリアル比較
「中学受験しない場合、教育費ってどれくらい?」
これは、共働き家庭が最も知りたい問いの一つです。
中学受験は費用が高いイメージがありますが、
実際にしない場合の教育費も、“全くかからない”わけではありません。
今回は東京23区在住の共働き家庭を想定して、
中学受験する場合としない場合の教育費の違いを整理します。
① 小学生時代の教育費(中学受験しない場合)
中学受験しない場合、基本的に塾に通わせない家庭もありますが、
多くは「最低限の学習習慣をつけるため」に、少しの塾や通信教育を利用します。
目安としては以下の通りです。
- 小3〜小6:年間 約10〜30万円
(通信教育や週1回程度の塾)
小学生4年間の合計:約40〜120万円
一方、中学受験する場合の塾代は、
先ほどの記事でも触れたように 300〜400万円が目安です。
つまり、小学生時代だけで
200〜300万円の差が出る可能性があります。
② 中学生以降の教育費(公立の場合)
中学受験しない場合、子どもは公立中学に進学するケースが多いです。
公立中学でも、以下の費用はかかります。
- 部活動費(ユニフォーム・遠征費など)
- 学用品(定期的な買い替え)
- 修学旅行・校外学習
- 塾代(高校受験に向けて増える可能性)
特に高校受験に向けて、
中2〜中3で塾代が増える家庭も多いです。
目安は以下の通り。
- 中1:年間 約10〜20万円
- 中2:年間 約20〜40万円
- 中3:年間 約30〜60万円
中学生3年間の合計:約60〜120万円
③ 中学受験する場合との総額比較
ここまでをまとめると、
中学受験する場合(例)
- 小学生時代:300〜400万円
- 私立中学・高校6年間:600〜800万円
➡ 合計:約900〜1,200万円
中学受験しない場合(公立ルートの例)
- 小学生時代:40〜120万円
- 公立中学3年間:60〜120万円
- 高校受験後の高校費用(公立):約0〜200万円
➡ 合計:約100〜440万円
つまり、
中学受験する場合としない場合で、教育費に500〜800万円の差が出る可能性があります。

2026年度から、高校の学費が実質無償化されます。
入学金、制服代、修学旅行費は引き続きかかり、公立・私立では大きく異なることも多いため、ここでは詳細は省きます。
④ 「中学受験しない=教育費が安い」だけではない
ここで重要なのは、
「中学受験しないから教育費が安い」という単純な話ではない点です。
公立ルートでも、
- 高校受験で塾代が増える
- 進学先によっては私立高校費用が必要
- 習い事や学習サービスにお金をかける家庭もある
など、教育費が増えるタイミングはあります。
共働き家庭としては、
「教育費を抑えるなら、いつ・どこで増えるのか」を知ることが重要です。
⑤ 共働き家庭の「教育費をコントロールするコツ」
中学受験しない選択をするなら、
教育費を計画的に使うためのコツがあります。
- 小学生は通信教育で学習習慣を作る
- 中学生は塾の料金体系を比較する
- 習い事は「子どもの将来に役立つもの」に絞る
- 家計の固定費を見直して教育費の余力を作る
特に「固定費の見直し」は、
教育費が増える時期に備える意味で効果が大きいです。
まとめ
中学受験しない場合の教育費は「少なくはなるがゼロではない」
中学受験しない場合の教育費は、
確かに中学受験する場合より大幅に安くなる可能性が高いです。
ただし、
公立中学でも高校受験時に塾代が増えるなど、
教育費が増えるタイミングはあります。
大切なのは、
「教育費をどうコントロールするか」
を早めに考えること。
中学受験をしない選択は、
教育費の負担を軽くするだけでなく、家庭の時間や余裕を守る選択にもなると思います。

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